(ひみこ)卑弥呼
古代の政治家。邪馬台国の女王。倭国の大乱を鎮め、180年前後に即位。鬼道で政治を行った。高齢で独身だったという。魏に使いを送り、その属国となって金印を与えられている。
(いよ)壱与
古代の政治家。邪馬台国の女王・卑弥呼の親族でその後継者。曹操が建てた魏が、司馬一族の晋に取って代わられた翌年、晋に朝貢した。晋代に著された歴史書『三国志』にその名が見える。
(にみのすくね)野見宿禰
古代の政治家。出雲の勇者。相撲、柔術の祖といわれる。垂仁天皇のころ、当麻蹶速(たいまのけはや)という怪力無双の相撲の名手と相撲を取り、勝利。その褒賞として領地を賜った。
(たけのうちのすくね)武内宿禰
古代の政治家。蘇我氏など大和朝廷の豪族の祖先。景行天皇から仁徳天皇まで5代に渡り重臣として国政を支えた。ヤマトタケルの東征に先だって北陸、東国を視察し、蝦夷討伐を献策。
ヤマトタケル
古代の武将。景行天皇の子。倭建、日本武尊などと表記される。『古事記』によると、武勇に優れるあまり兄を殺して外征に追いやられたという。
イズモタケル
古代、出雲国の人。クマソタケルを討伐し都へ戻る途上のヤマトタケルの策によって殺害された。
クマソタケル
古代の人物。西国最強を自称した兄弟2人の呼称。カワカミタケルとも。ヤマトタケルの武勇を讃え「タケル」の名前を贈った。大和朝廷に反抗しヤマトタケルの討伐を受ける。
ヤマトヒメ
古代の皇女。第11代垂仁天皇と日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)の娘。第10代崇神天皇の娘・豊鍬入姫命(とよすきいりびめのみこと)の後を継ぎ、杖代(みつえしろ)として天照大神に奉仕する。
オトタチバナヒメ
古代の女性。ヤマトタケルの妻。『常陸風土記』ではヤマトタケル天皇の皇后と記されている。ヤマトタケルの東征に同行。
(そとおりひめ)衣通姫
古代の伝説の女性。その美しさが衣を通して輝くことからその名がついた。絶世の美女で本朝三美人の一人に数えられる。